少年隊ファン活動

2022年1月31日まで少年隊の音源・映像のデジタル配信を要望する署名活動を行っていました。その活動メンバーを中心に、少年隊への想い、お三方の活動記録などを綴っています。

東山紀之さん55歳の誕生日に寄せて①(中島。さんによる寄稿)

はじめまして、中島。と申します。


今回、あまりにも東山さんへの想いが募り、気持ち悪いくらいに溢れてきてしまったため、寄稿させていただくことにしました。自分語りでウットオシイかもしれませんが、どうしても東山さんの素晴らしさを語りたい!聞いて‼という圧強めの長文を2回に分けて綴ります。どうぞよろしくお願いいたします。


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 私は少年隊の絶頂期をほぼ覚えていない。私にとってのジャニーズ・ファーストインパクトはローラースケートを履いて歌うあのグループだ。小学校に入ったばかりの私は、兄の影響で少年漫画が大好きで、ギリシャ神話をテーマにした少年たちの友情と闘いを描いた作品にドはまりしていた。しかしそのJグループファン以外は人にあらず、といった今でいう『キメハラ』的風潮が小学校にも蔓延しており、肩身の狭い思いをしていた。仲間と力を合わせて闘い、時に傷つき、影なる努力の末勝利する漫画の中の少年達と、ギラギラの衣装で黄色い歓声を浴び歌うテレビの中の少年達は私の中で対極にあった。その大好きな漫画をまた別のJグループがミュージカル化すると聞いた時には、大切な聖域を犯された気持ちになってさらに反感が強まり、何がジャニーズだ!!チヤホヤされてバカみたい!!と、勝手に食わず嫌いを発動していった。


 そしてジャニーズやアイドルを避けるように小~中学校時代を過ごした。引っ越して味わった仲間外れ、中学受験という競争、何とか入った女子校で押し付けられたスクールカースト。私は孤立を深め自己肯定感は低くなった。そんな日々でも漫画、アニメが心の支えとなり、自分は作品の中に出てくる『少年』で、ともに力を合わせて戦う仲間がいる、そう妄想することで現実から精神を守っていた。


 鬱屈した気持ちのまま高校生になったある日、『漫画』と『少年隊』が交差し私は彼と出会った。『ザ・シェフ』である。ザ・シェフは胸熱少年漫画ではないが、暗い過去を持った孤独な料理人と彼を慕ってくっついてくる弟子が、様々な問題を抱えた依頼者とのやり取りを通じてヒューマンドラマを繰り広げる(料理の展開はトンデモギャグが多い)。徐々に味沢が心を開いていく様子が私のハマりポイントだった。それが実写になるという。主演は東山紀之。CMや時代劇なんかで見かけた事はある。ジャニーズ?少年隊だっけ?フーン期待してないけど、まぁせっかくだしドラマ見てやるか、くらいのノリで見始めた。正直ドラマ自体はめちゃくちゃ面白いまではいわないも(やっぱり料理シーンはトンデモだったし)、味沢と太一の絡みに心をくすぐられ、なんだかんだで1話も欠かさず見た。それでも自分がジャニーズのドラマを見ている事が受け入れ難く、東山さんを「お高く止まってそう」「自分のことかっこいいって自惚れてそう」と、嫌いなタイプのイメージに無理やり当てはめようとすらしていた。


 ところが転機が訪れる。それまでの自分なら絶対に見なかったであろう、『アイドル・オン・ステージ』という番組に少年隊が出演することをたまたま新聞で知った。特にやることもない週末の夕方、これまた暇つぶしに少年隊とやらを見てやるか、くらいのノリだった。前半はJrやほかのアイドルが歌う姿が流れたが、ピンと来ない。やっぱりこんなもんだよなジャニーズなんて、とごろ寝で見ていたその時、『before fight』(東山さんソロ)が始まった。これがとんでもない衝撃だった。イントロ3秒で思わず起き上がった。これ、あの味沢?!ていうかていうか・・・え、ダンスすごない?!足長すぎん?!こんなカッコ良かったっけ?何なんこの人!!!! 多分あの曲の間、私は息ができていなかった。


 衝撃的すぎてもはや呆然自失だったが、その次にさらなる衝撃が待っていた。少年隊3人揃っての『Oh!!』である。曲はドラマ劇中歌なので耳にはしていたが、度肝抜かれたのは3人のあまりに美しい3角形のフォーメーション。ギラギラの衣装もローラースケートも履いてないのに、シンプルなジャケットの翻る裾すら美しい。アイドルのことなんて何も知らない、興味ない。そんな自分でもわかりすぎるくらい、この3人は別格にすごい。それだけは確かな感覚だった。


 ここまででも沼の淵に足をかけていたが、背中をどついて落としてくれたトークコーナーがこの後待っていた。さっきまですごいレベルで歌い踊っていた一回り以上年上の男性たちが、わちゃわちゃと合宿所エピソードを語る。植草さん鉄板のシャワールームのドアガムテバッチバチ事件など楽しそうに爆笑しながら。あの無表情な味沢(東山さんです)が、この二人といると笑ってる・・・めっちゃ心開いてるやん‼︎・・・え、この人たち10年以上少年隊やってんの?すごない?あつない?(勝手に人気商売のアイドルは数年で解散する量産消費型だと思っていた)歌うまい、ダンスすごい、3人それぞれキャラ立ってカッコいい、そんでもって仲間感強いって‥?何この人達、もう、『漫画』やがな。



こうして、私はめでたく少年隊沼に落ちることとなったのである。(②に続く)


漫画を凌駕する少年隊のえげつないパフォーマンス、尊すぎるわちゃわちゃ、デジタル配信しないなんて世界的損失です。


文責:中島。 (@VSlfK5gEGIZ6rM2) | Twitter
編集:ぽんこ (@@ponko19851212) | Twitter